EDWARD GREEN

更新をサボってしまい、大変失礼しました。

1月に入り、巷はセール一色ですが、リファーレには春夏の新作が入荷してまいりました。

しかも、リファーレでは久しぶりの英国靴です。

新しいロゴがまぶしい!!

「EDWARD GREEN/エドワード・グリーン」です。

昨年より、この新しいロゴへと変更になり、意欲作を次々と発表しているイギリスの名門ファクトリーです。

苦節12年やっと「EDWARD GREEN」の展開までこぎつけることができました。


当店では、今回の展開にあたり、

イギリスの伝統的なスタイルを出来る限り表現できるエドワード・グリーンの代表木型「#202」と「#606」をセレクトしました。

まずは、

「CHELSEA #202E BLACK CALF」

シューレース脇のスワンネックも美しい、エドワードグリーンを代表するモデルのひとつ「チェルシー」をシンプルにブラックカーフでご用意いたしました。冠婚葬祭にはこのストレートチップ1足あれば、十分ですね。

1982年に先代の社長ジョン・フルスティック氏が「EDWARD GREEN」の商標と借金総額を1ポンドで買収し、まず木型の修正に取り組んだのがこの木型「#202」と言われています。それ以前の「#202」に比べ、つま先のボリュームを削ぎ落し、流麗なシルエットをより強調する木型へと作り直されました。「ポルシェ911カレラ」のシルエットを参考にしたとも言われています。インサイドストレート、アウトサイドカーブという英国らしい木型は履く人を選ばない秀逸な木型として、82年以降多くの顧客を魅了していくことになります。

BLACK CALFの内羽根でシングルレザーソールは半カラスなんです。これ、一応イギリス靴の決まり事なんですよ。BROWNCALFの半カラス仕上とか見ると違和感感じちゃいます。


そして、次は「CADGAN #202E DARK OAK ANTIQUE」です。

セミブローグと呼ばれるスタイルは「ウィングチップ=フルブローグ」の半分?なにがということは気にしませんが、スタイルとしてはとても人気のある靴です。

メダリオンが施してある靴は基本的にストライプのスーツやJKTスタイルと合わせて頂くことを前提として、濃茶のカラーをセレクトしました。

こちらは、ソールはステインの1色カラー仕上げです。

そして、「DOVER #606 BLACK CALF」です。

日本での展開は木型#32が多いですが、敢えて#606でオーダーしました。

まあ、僕がDOVERと言えば、#606 BLACK CALFが一番だと思っているからだけなんです。

セミスクエアのラストとUチップの合わせは、ドレススタイルにも使える便利な組み合わせです。僕のはこんな感じです。


履き込むと鈍い光を放つ造形美もおススメです。

今回はHLSole(通称スペードソール)でオーダーしています。接地面がダブルソール仕様でウエスト部分がシングルソールになるエレガントな仕様です。


そして、最後は

「BERKLEY #606 TABACCO SUEDE」です。

実はこれがイチオシです。金茶のスエードは意外と合わせやすく、冬ならフランネルやツイード素材との合わせも良く、夏ならシアサッカー地なんかとも相性の良い一年活躍間違いナシの万能選手です。「OLD BERKLEY」がウィングだったものから、変化したといわれているパンチキャップトウですが、こちらは「クォーターブローグ」とは別のデザインになります。クォーターブローグはバンプの切替しや履き口周りにもメダリオンが施されたスタイルになります。パンチキャップはデザインとしては、比較的新しいデザインとされ、ロンドンの金融街シティーで働くビジネスマンがストライプのスーツに合わせるために、フォーマルとカジュアルの中間スタイルとして、考えたともいわれています。

こちらはソールがニュートラルカラーで仕上げてあり、カジュアルな雰囲気に仕上げてあります。


今回ご用意させていただいた「EDWARD GREEN」はSize 4.5Eからご用意しております。既製靴でこのサイズからご用意しているのは、当店ぐらいだと自負しております。リペアをさせて頂いている中で、足のサイズでお困りのお客様が多いので、思い切ってご用意いたしました。ぜひ、ご興味のある方はお早めにリファーレ各店にお問い合わせください。

詳しくは、当社ホームページの


ぜひ、ご覧ください。



靴屋店主のひとり言

メンズ、レディスを問わずたくさんの靴の情報を勝手気ままに紹介していきます。特にテーマなども設けず、日々靴・ファッションなどについて思うままに書いていくつもりです。商売とは関係の無いところでひとりの靴好きとして発信していこうと思います。

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