Ludwig Reiter Cordovan PTB
昨年、久しぶりに日本へと再上陸した「Ludwig Reiter /ルーディック ライター」。オーストリア・ウィーンを代表するブランドの中でも歴史は古く、創業は1885年となります。オーストリア本国だけでなく、ドイツやイギリスにも直営店舗を構える老舗のシューメーカーです。
日本では、昨年夏に当店が最初の本格的な取り扱い店舗としてスタートし、有名百貨店やセレクトショップなどで見かけるようになりました。
このブランドの特徴は何と言っても、「木型/ラスト」です。東欧独特のつま先までボリュームのあるデザインとゆったりとした足幅から踏まず部分の絞りから流れるようなカカトのラインが特徴です。カカトは英国のグッドイヤーウエルテッド製法の靴のように小さくまとめた形ではなく、少しだけゆったりとしています。カカトのライニングもスムースレザーで仕上げていますので、履き始めは脱げるような感覚があるかもしれません。元来、オーストリア=ハンガリー二重帝国の帝都として栄えたウィーンにおいて、貴族に向けて靴作りを行っていたこともあり、長時間の歩行というより、足馴染みの良さを追求した木型のように感じます。
このぽってりとしたフォルムから生まれる履き心地はもちろんですが、程良いボリュームがカジュアルの装いからスーツスタイルまで幅広く活躍する靴に仕上がっています。
今回もホーウィン社製コードヴァンを贅沢に使用したリファーレ限定カラーで製作をお願いしました。もちろん、純正のシューキーパーも付属しております。
老舗シューメーカーならではの上質なコードヴァンは履き込むほどに、素晴らしい光沢とシワを生み出してくれます。
ウィスキーカラーのコードヴァンも良いアジが出て、素晴らしいです。
ぜひ、一度お試しください。
オンラインショップでもお取扱いしております。
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